店舗の顔となるブランドイメージを体現したエントランス

高級時計の修理を専門とするグローバルワークス様。以前のビルでは作業席が十分に確保されておらず、ご移転をされた背景がございます。特に今回は、店舗としてお客様を迎えるにふさわしい「明るさ」と「高級感」を兼ね備えたエントランスを作りたいとのご要望をいただきました。

今回私たちは、訪れる方々を明るくお迎えできるような「仕上げ」にこだわりのあるデザインプランを提案致しました。

オフィスで一般的なパーティションではなく、ルーバーを用いることでダイナミックな視覚的インパクトを与えると同時に、待合のお客様のプライバシーにも配慮しています。出入り口からカウンターまでの視線の抜けが、空間を広く感じさせ、明るい印象となります。
床材にはこちらもオフィスで一般的なタイルカーペットではなく、塩ビタイルにすることで上品な高級感を演出。空間全体を白系でまとめることで、訪れる人々が広がりを感じられるように工夫しています。

以前のオフィスから愛着のあるカウンターやソファは、新しい店舗でも引き続き使用することで、空間に馴染みのある温かさをもたらしております。配色や素材感に気を配ることで、家具が空間のアクセントとして機能し、経済的な面でも合理的な選択となりました。

エントランス部分のみ、ビルの既存照明もすべて撤去。ダウンライトとペンダントライトで構成することで、オフィスのような均一な光ではなく、ふんわりとした光が空間全体を明るく照らすように致しました。ペンダントライトはガラスのような繊細なデザインにすることで、空間に高級感をもたらすとともに、家具とのバランスをとっています。

サインは従来のエントランスと同様シルバー仕上げとし、さらに厚みをもたせることで立体的にすることで、視覚的に目を引きやすいよう工夫致しました。文字のサイズに合わせて厚みを変えることで、より視覚的にバランスのとれた仕上がりとなるよう調整しております。

最後に

完成した新オフィスは、グローバルワークス様のブランドが持つ高級感をしっかりと維持しつつ、以前のオフィスでの課題を改善いたしました。さらに、来訪されるお客様にとっても高級感と心地よさを感じられる空間となりました。

ご移転プロジェクトは区切りを迎えましたが、オフィスは完成してからが本当のスタートです。グローバルワークス様にとって有益なオフィスであり続けられるように、今後もサポートを継続し、お客様と共によりよいオフィスを作り上げて参ります。