グループ会社連携強化のための本社オフィス移転プロジェクト
- 社名
- 株式会社ecoプロパティーズ
- 業種
- アセットマネジメント事業
- 対象
- オフィス設計・デザイン・施工・PM・什器
- 人数
- 約20名
プロジェクト実施におけるポイント
今回のプロジェクトは、グループ会社連携強化のために、グループ会社を同じビルに集約するというお話から始まりました。また、せっかくの移転の機会ということで「来社されるお客様へのブランディング強化」「社員の働きやすさ向上」を目指そうというところからプロジェクトがスタートしました。今回の移転プロジェクトを成功させるうえで、弊社が考えていたポイントは下記の二点です。
1・ビル管理会社、ビル指定工事会社との連携
大規模オフィスビルへ移転のため、様々なルールや制約があり、スケジュール通りに移転プロジェクトを進めるためには、工程、予算の管理にことさら気を遣う必要がありました。
2・お客様の求めるオフィスを予算内で実現できるか
自社の社外に対して、「ブランディング」、「社員の働きやすさ向上」を目指す中で、最適な組み合わせを考えご提案し、お客様にご納得いただけることが本プロジェクトの成功へとつながると考えました。
まずはビル管理会社、ビル指定工事会社と顔合わせの機会をいただき、全体のスケジュール感、今回の移転でやりたいことをお伝えし、プロジェクトの進め方を検討しました。概要スケジュールを作成し、各社がいつまでに何をするのか、を明確にすることで、プロジェクトの進行がスムーズに行える環境を整えました。
また普段オフィス移転にあまり関わることのないお客様の代わりに、ゼロインがPMとしてプロジェクト管理を行うことにより、ビル指定工事会社様との交渉、ビル管理会社とのやり取りなどを一手に引き受け、よりお客様の意向に沿ったプロジェクトとなるよう努めました。
エリアごとにイメージに沿ったデザインのご提案
全体のスケジュールが定まってきたところで、今度はお客様のご要望に沿ったオフィスをどのように作り上げるのかを検討いたしました。
まず来客スペースを自社の社外向けブランディグスペースとするため、内装デザインの検討を実施しました。検討をする上で、「どんなお客様が来社されるのか」「普段どのように会議室スペースを使うのか」「どんなイメージを持ってほしいのか」など詳しくヒアリングを行い、レイアウトの設計、デザインに落とし込みました。
結果、高級感と安心感を与える来客スペースを目指したデザインとして、エントランスに関しては、全体を暗めの木目にし、床は反対に明るめ、壁の1面にはワンポイントで石の質感を持った部材を使うことで落ち着いた雰囲気かつ高級感のある仕様としました。
会議室に関しては、しっかりと重厚感のある大会議室と少しカジュアルな印象を与える小会議室をつくり、廊下面の壁をガラスにすることで開放感を感じられる空間にしました。
また、執務スペースに関しては、社員の方々がもっとも長い時間働く環境でもあり、より良い環境になるようご提案を行いました。設計を行うに際して、ecoプロパティーズ様の普段の働き方を、実際の移転前オフィスをみさせていただきながらお話をお伺いしたことで、具体的なイメージが広がり、どのような執務スペースが最適であるのか、検討ができました。
限られたスペースの中でWeb会議の増加に伴うブースや面談での使用、ちょっとした休憩スペースなど、様々なご要望を実現できるようレイアウトや家具などで工夫をしていきました。
またオフィスで働く上で長時間使用するチェアやデスクは、業務効率にも直結をしてまいります。お客様と共に、各什器メーカーのショールームに行き、実際に試していただきながらご提案を行いました。
プロジェクトに関わる様々な関係者と連携を密にとり、施工前からお客様と共にプロジェクトを進めることにより、よりよい計画や設計が実現し、実際の施工に関してもスムーズに進行することができました。
完成したオフィスを実際に使っていただき、お客様からもご満足いただけ、プロジェクトメンバー一同、大変喜ばしく思っております。移転だけではなく、今後のお客様のオフィスに対するお悩みに寄り添い続け、より良い環境を作り上げることに精進していきたいと思います。