多様な働き方の一つに、「派遣社員」としての働き方があります。派遣社員として働く際には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
また、派遣社員を雇う会社側には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
本記事では、総務を中心にバックオフィス業務のアウトソーシング・コンサルティングサービスを25年以上提供しているゼロインが、「派遣社員」として働くメリットとデメリット、「派遣社員」を雇うメリットとデメリットについて解説します。派遣社員として働くことを考えている方、派遣社員の活用を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
派遣社員とは派遣社員として働くメリット派遣社員として働くメリット1:ライフスタイルに合わせて働ける派遣社員として働くメリット2:さまざまな職場で働く経験を積める派遣社員として働くメリット3:アルバイトやパートに比べ給与が高い派遣社員として働くデメリット派遣社員として働くデメリット1:契約期間に上限がある派遣社員として働くデメリット2:雇用が安定しない派遣社員として働くデメリット3:裁量の大きな仕事を任せてもらいにくい派遣社員を雇うメリット派遣社員を雇うメリット1:必要な時にだけ人材を確保できる派遣社員を雇うメリット2:コストを抑えられる派遣社員を雇うメリット3:専門性の高い人材を確保できる派遣社員を雇うデメリット派遣社員を雇うデメリット1:契約期間に上限があり、入れ替わりが発生する派遣社員を雇うデメリット2:育成にコストや工数がかかる派遣社員を雇うデメリット3:会社への帰属意識が低い派遣社員を雇うデメリットの解決方法ゼロインのアウトソーシングにお任せまとめ派遣社員とは、人材派遣会社へ登録しており、派遣先会社へ派遣されて仕事をする労働者のことを指します。派遣社員は、自身のスキルや能力に合った仕事が見つかり、人材派遣会社と合意がなされれば、人材派遣会社と派遣契約を結び、派遣社員として派遣先会社で働きます。
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派遣社員として働くことには、さまざまなメリットがあります。ここでは、派遣社員として働くメリットの代表的な三つを紹介します。
派遣社員として働くメリットの一つ目は、自身のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができることです。例えば、子育てをしている方や介護を行っている方は、働く時間帯や曜日を調整することで、育児や介護、家事と両立することもできます。また、短期間のプロジェクト業務のみを選択することで、自分のスケジュールに合わせて働くこともできます。
派遣社員として働くメリットの二つ目は、さまざまな会社の職場で働く経験を積むことができることです。派遣社員は、同じ職場で働く期間に上限があるため、数年ごとに異なる会社や部署で働くことがしばしばあります。そのため、さまざまな業種や業態の会社で働く経験を積むことができます。
このような経験は、自身のスキルや知識を広げるだけでなく、自身の適性や興味を見つけることにつながるかもしれません。
派遣社員として働くメリットの三つ目は、アルバイトやパートに比べて給与が高いことです。派遣社員には一定のスキルや経験が求められることが多いため、その分、給与水準もアルバイトやパートと比較すると高めに設定されています。また、派遣社員は、短期間のプロジェクト業務といった一時的なニーズに対応するため、そのニーズに応じた高い報酬を受け取ることもあります。
派遣社員として働くことには、メリットだけでなく、デメリットもあります。ここでは、派遣社員として働くデメリットの代表的な三つを紹介します。
派遣社員として働くデメリットの一つ目は、契約期間に上限があることです。派遣社員の雇用では、通常、同じ職場で働ける期間は最大3年間と定められています。このように、派遣契約だと、契約期間に上限があるため、派遣社員は一定の期間ごとに別の職場への転職を考えなければなりません。一定期間働くことにより、業務への慣れや、職場での関係性が生まれてきたタイミングでも、契約期間の上限のため、職場を変えなければならないのは、心理的にも大きな負荷がかかります。
派遣社員として働くデメリットの二つ目は、雇用が安定しないことです。デメリットの一つ目でも紹介した通り、通常、派遣社員の雇用は、一定の期間で終了します。そのため、正社員のように長年同じ職場で働くことはできません。また、派遣契約では、期間ごとに契約の更新を行うため、派遣先会社との合意が取れず、契約が更新されない場合、契約は終了します。そのため、次の仕事が見つからない場合や契約期間の終了後に一時的な失業状態になる可能性があります。
派遣社員として働くデメリットの三つ目は、裁量の大きな仕事を任せてもらいにくいことです。派遣社員は、基本的に一時的な雇用のため、会社側は長期的な責任が発生する業務を任せない傾向があります。そのため、派遣社員は、一定のルールや手順に従って行う業務を任せられることが多く、プロジェクトのリーダーや重要な意思決定を行う仕事に関しては、正社員が任せられることが多いです。裁量を持って働きたいという方には、大きなデメリットになります。
ここまでは、派遣社員として働く際のメリット・デメリットについて紹介してきましたが、会社側が派遣社員を雇うメリット・デメリットには、どのようなことがあるのでしょうか。まずは、派遣社員を雇うメリットの代表的な三つを紹介します。
派遣社員を雇うメリットの一つ目は、必要な時にだけ人材を確保できることです。一時的なプロジェクトや業務量の増大に対応するために、会社が派遣社員を雇用することで、必要な期間だけ必要な人材を確保することができます。例えば、短期的に起きる人手不足や、特定のスキル人材を必要とするプロジェクトが発生した場合、派遣社員を雇うことで、正社員を新規採用するよりもスピーディーに人材を確保し、対応することができます。また、派遣社員には、契約期間があるので、契約更新のタイミングで契約を終了することも可能です。
派遣社員を雇うメリットの二つ目は、正社員の雇用に比べて、コストを抑えられることです。通常、派遣社員は派遣元会社に雇用されているため、派遣元会社が社会保険や労働保険などの手続きや支払いを行います。そのため、派遣社員に業務を行ってもらう派遣先会社は、派遣社員の社会保険料や労働保険料を負担する必要がありません。また、派遣社員の雇用では、正社員の雇用と比較して、採用や管理にかかるコストも抑えることができます。
派遣社員を雇うメリットの三つ目は、専門性の高い人材を確保できることです。派遣会社は幅広い人材ネットワークを持っており、さまざまな業界や職種で働いた、豊富な経験を持つ人材を数多く抱えています。そのため、必要としている知識やスキルを持つ派遣社員に来てもらうことで、専門性をカバーすることができます。
続いて、派遣社員を雇うデメリットの代表的な三つを紹介します。
派遣社員を雇うデメリットの一つ目は、契約期間に上限があるため、定期的な入れ替わりが発生することです。派遣社員が同じ職場で働けるのは、最大でも3年という決まりがあるため、それ以上の期間で雇用する契約は更新できません。そのため、3年間で対応業務の増加や安定運用が実現していても、契約期間の上限によって、派遣社員が新しく代わり、再び業務の引き継ぎや関係構築を行う必要が生じてしまいます。
派遣社員を雇うデメリットの二つ目は、育成にコストや工数がかかることです。一般事務などの業務での雇用の場合だけでなく、専門的な派遣社員の雇用の場合にも、育成が必要になることがあります。例えば、自社の仕組みや業務フローに慣れ、社内における自身の役割を認識した上で適切に業務を遂行してもらうためには、スキルや知識に加えて、自社のルールに基づいた育成を行う必要があります。また、育成を行う際は、育成を担当する人材の工数も発生することを頭に入れておきましょう。
派遣社員を雇うデメリットの三つ目は、正社員と比べると、会社への帰属意識が低い可能性があることです。派遣社員は、期間が決まっている一時的な雇用のため、会社への帰属意識が正社員と比較して低い傾向にあります。会社への帰属意識が低いことで生じうる、モチベーションや定着率の低下を避けるためには、社内エンゲージメントを高める取組を実施することも有効です。
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派遣社員を雇う際に生じていた、定期的な人の入れ替わりや、育成コストや工数の発生などのデメリットを解決するためには、業務のアウトソーシングがおすすめです。
アウトソーシングでは、契約期間に上限がなく、業務の遂行者に対する育成や管理もアウトソーシング会社内で行ってくれるため、自社で育成や管理にかかるコストや工数が発生しません。また、業務の引き継ぎに関しても、アウトソーシング会社内で行ってくれるため、派遣社員が入れ替わる度に発生していた引き継ぎ業務が何度も発生するということもありません。
派遣社員で対応されることも多いバックオフィスは、会社運営に欠かせない業務を幅広く担当する全社組織です。ゼロインのアウトソーシングサポートでは、未来を見据えた戦略的な施策に取り組む「攻め」の役割と、社員が戦略業務や企画業務に注力できる環境を維持、継続する「守り」の役割を持ち、経営と現場をつなぎながら、ビジョンの実現に向けた推進役を担います。
ゼロインは、「ありたい姿」をお客様とともに描き、その実現に向けた業務設計・体制構築、そして実行支援までの伴走を強みとするバックオフィスのアウトソーシング、コンサルティング会社です。お客様の目的に寄り添いながら、バックオフィスにおける専門性不足、リソース不足の問題を解消することで、「攻め」と「守り」を両立する戦略的なバックオフィス組織への変革、改善を実現しています。
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派遣社員には、働く側も雇う側もそれぞれメリットとデメリットがありました。どちらもメリットとデメリットを考えた上で、派遣社員として働いたり、派遣社員を雇用したりしましょう。
また、派遣社員を雇う際に生じうるデメリットの解決方法として、アウトソーシングの活用があります。派遣社員を雇うかどうか迷っている方は、アウトソーシングのメリットとデメリットも合わせて検討することをおすすめします。
ゼロインは、創業以来25年以上をかけてさまざまな企業で培った、総務を中心とするバックオフィス業務の豊富なサポート経験があります。柔軟な業務対応範囲とホスピタリティの高さ、委託範囲を明確化するための業務整理や、業務設計力が強みです。バックオフィス業務に関するお困りごとがあれば、まずはご相談ください。
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