事務局代行サービスとは?代行可能な業務と代行会社を選ぶポイントを解説

事務局代行サービスとは?代行可能な業務と代行会社を選ぶポイントを解説

運営事務局とは、社内プロジェクトを行う際に、一般的な事務作業や手続きを行うことで、プロジェクトの進行をサポートする部門や役割のことです。そんな重要な役割をもつ事務局ですが、実は事務局業務を代行してくれるサービスがあります。では、事務局代行サービスとは、具体的にはどのような業務を代行してくれるのでしょうか。また、さまざまな会社がある中で、どのような基準で代行会社を選定するのが良いのでしょうか。

本記事では、研修やセミナーの事務局代行を数多く行っているゼロインが、事務局代行サービスで依頼できる業務内容や、代行を依頼するメリット・デメリットだけでなく、どのようなポイントを押さえると、代行会社を選ぶ際に失敗しないかを解説します。社内プロジェクトにおいて、事務局代行サービスを活用しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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事務局代行サービスとは

事務局代行サービスとは、会社内での研修や防災訓練といった社内プロジェクトの準備や当日運営を担当する事務局の役割を代行してくれるサービスです。社内プロジェクトは、ミス・トラブルを発生させることなく進行することが求められるため、事務局の役割が欠かせません。しかし、事務局は当日の運営だけでなく、事前事後の対応も含めて業務内容が多岐にわたります。そのため、事務局を運営する際には、立ち上げ前に業務内容や進め方について、整理しておく必要があります。

そんなハードルが高い事務局運営ですが、事務局代行サービスをうまく活用すれば、スムーズな運営を行うことが可能です。社内プロジェクトを成功させるためにも、積極的に事務局代行サービスを活用しましょう。

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事務局の種類

一言で事務局と言っても、事務局にはさまざまな種類があります。ここでは、代表的な事務局について紹介します。

事務局の種類1:研修・セミナー

企業が社内や社外へ向けて研修やセミナーを行う際に設置するのが、研修・セミナー事務局です。研修・セミナー事務局では、参加者が当日ストレスなく参加できるように準備や事後対応を行い、本番当日の効果を最大化することが重要になります。

事務局の種類2:防災訓練

企業が防災訓練を行う際に設置するのが、防災訓練事務局です。防災訓練に必要な備品の手配・管理や社員へのアナウンスなど、万が一に備えた対応ができるよう整備しておくことが重要になります。

事務局の種類3:キャンペーン

企業がプレゼントキャンペーンやSNSキャンペーンを行う際に設置するのが、キャンペーン事務局です。キャンペーン事務局では、たくさんの応募者情報や配布物の管理をして、キャンペーンの効果を最大化することが重要になります。

事務局の種類4:学会

大学や研究会が学会を行う際に設置するのが、学会事務局です。学会事務局では、学会員情報の登録・変更・更新や会計管理など、正しく最新である学会員情報を整理しておき、研究成果の発表に参加者が集中できる環境を整えておくことが重要になります。

事務局代行サービスに依頼できる業務

種類によってさまざまな業務がある事務局ですが、どのような業務が代行サービスに依頼できるのでしょうか。ここでは、事務局の業務を、事前準備・本番当日・事後対応と3つの段階に分けて、具体的な業務を紹介します。代行会社によって、対応可能な業務は異なりますので、どの業務なら代行してもらえるかを事前にすり合わせしておきましょう。

事務局代行サービスに依頼できる業務1:事前準備

  • 会場検索・予約
  • 必要機材・什器の手配
  • 必要備品の手配
  • 必要物の事前送付
  • 資料印刷・配布
  • 運営マニュアル作成
  • アンケート作成

事務局代行サービスに依頼できる業務2:本番当日

  • 会場設営
  • 照明・音響管理
  • 受付・クローク・誘導
  • マイクランナー
  • 議事録作成
  • アンケート配布・回収

事務局代行サービスに依頼できる業務3:事後対応

  • 出欠情報の取りまとめ
  • アンケート集計
  • 当日音声文字起こし
  • 記録映像の簡易編集
  • DM・資料送付
  • 振り返り資料作成

事務局代行サービスを導入するメリット

事務局代行サービスには、メリットとデメリットがそれぞれ存在します。実際に、事務局代行サービスを活用するか判断するためにも、事前にメリットとデメリットを確認しておきましょう。まずは事務局代行サービスを導入するメリットについて解説します。

事務局代行サービスを導入するメリット1:担当者の負担を軽減できる

  • 時間の節約
    社内の担当者が事務局業務を行うと、その業務にかかる時間が増加し、本来の業務に対する時間が減少することがあります。事務局代行によって、担当者は本業に専念できるため、業務の効率が向上します。
  • 業務負荷の軽減
    事務局業務にはルーチンワークも多く、繰り返し行われる業務もあります。ルーチンワークの代行によって、担当者の業務負荷や、ストレスや疲労が軽減されます。
  • 専門知識の活用
     事務局業務にはノウハウやスキルが必要な場合がありますが、担当者がそれらをもっていない場合、業務の遂行が難しくなることがあります。事務局代行会社はノウハウやスキルをもっているため、高品質な業務が期待できます。
  • ストレスの軽減
     事務局業務には、業務が多忙になるタイミングや繁忙期があり、担当者はストレスを感じることがあります。事務局代行サービスによって、一時的に発生する担当者の負担とストレスが軽減されます。
  • 成果への集中
    事務局代行サービスによって雑務やルーチン作業から解放され、より価値ある業務に注力できる環境が整います。担当者は本来の仕事やプロジェクトに集中することができるため、成果や目標の達成に集中できます。
  • 柔軟性と効率の向上
    事務局代行サービスによって、突然増加する業務にも柔軟に対応できるようになります。事務局代行会社に一時的な業務負荷を調整してもらうことで、内部リソースの適切な利用が実現します。

要するに、事務局代行サービスによって、担当者は本来のコア業務に集中でき、ストレスや負荷を軽減することができます。これにより、組織内における業務全体の効率と成果を向上させることができます。

事務局代行サービスを導入するメリット2:蓄積したノウハウをもとに業務を代行してもらえる

  • 専門的な知識とスキルの活用
    事務局代行会社は、事務局業務に関する専門的なノウハウとスキルをもっています。そのため、事務局業務のさまざまな側面から適切なアプローチや最適な方法を提供してくれます。
  • 効率的なプロセスや手法の確立
    事務局代行会社は、多数のクライアントでの事務局運営経験をもっています。そのため、効率的な業務プロセスや手法を確立しており、品質の維持と業務の効率化が可能です。
  • 解決策と改善の提案
    ノウハウを蓄積している事務局代行会社は、問題が発生した際に迅速かつ効果的な解決策を提供できます。また、業務運用中に改善点を提案してプロセスを最適化することも得意としています。
  • トレンドと最新技術の活用
    事務局代行会社は、自社のサービスを進化させるために最新のトレンドや技術を追求しています。そのため、事務局運営においても最新のノウハウや手法を活用して効果的に運用できます。
  • リスクの軽減とコンプライアンスの確保
    ノウハウをもつ事務局代行会社は、業務の遂行において法的・規制上のコンプライアンスを守るためのガイドラインを確立しています。そのため、情報漏洩などのリスクを軽減し、業務を安全に遂行できます。

事務局代行会社がもつノウハウと経験を活用することで、効率的で高品質な事務局業務の運用が可能となります。そのため、内部の担当者は、より戦略的な業務に注力でき、組織全体の成果を最大化できます。

事務局代行サービスを導入するデメリット

続いて、事務局代行サービスを導入するデメリットについて解説します。事務局代行サービスを活用する際には、デメリットもあることを確認し、導入を検討しましょう。

事務局代行サービスを導入するデメリット1:社内に事務局運営のノウハウが蓄積しない

  • 代行会社への依存度の高まり
    事務局代行会社に業務を委託することで、社内の担当者が業務の運営や管理に関するノウハウやスキルを獲得する機会が減少します。結果として、代行会社に依存する度合いが高まり、社内の能力やコントロールが低下する可能性があります。
  • 社内における理解不足
    業務をすべて事務局代行会社に委託すると、業務プロセスや手法の詳細についての理解が社内で不足することがあります。結果として、業務の効率性や品質に影響を及ぼす可能性が発生します。
  • 情報漏洩のリスク
    外部への委託においては、代行会社が組織や顧客の機密情報にアクセスする必要があります。社内で適切な情報管理方法を設計していない場合、情報漏洩のリスクが高まる可能性があることを理解しておきましょう。

このように、事務局代行サービスによって社内へノウハウが蓄積されないことで、依存度の高まりや理解不足などが発生する可能性があります。

事務局代行サービスを導入するデメリット2:外注コストが発生する

  • 費用の増加
    事務局代行サービスを活用する際、代行会社に対して料金を支払う必要があります。これにより、組織の予算に負担がかかり、業務を内部で行う場合に比べて費用が増加する可能性もあるでしょう。
  • 隠れた費用の発生
    委託コストには契約料金以外にも様々な隠れた費用が含まれることがあります。例えば、追加のサービス料金やトラブル対応のコストが発生する可能性があります。これらの費用の有無を事前に確認しておかないと、総合的なコスト増が発生するかもしれません。
  • コスト管理の難しさ
    委託におけるコストの詳細が複雑である場合、コスト管理が難しくなることがあります。契約条件や追加費用などを把握し、自社にとって最適なコスト管理を行いましょう。

外注コストの発生は、事務局代行サービスを検討する際に注意すべき要因の一つです。コストとメリットをバランス良く評価し、組織の戦略や予算に合致するかどうかを検討することが大切です。

事務局代行サービスには、メリットとデメリットがそれぞれあるため、活用を検討する際には、メリットとデメリットを総合的に評価することが重要です。その上で、事務局代行サービスを活用する際には、以下のポイントに気を付けて代行会社を選定しましょう。

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事務局代行サービス会社を選ぶポイント

事務局代行サービスを提供している会社は複数あるので、自社のニーズに適した会社を選ぶ必要があります。ここでは、事務局代行会社を選定する際のポイントについて解説します。ここで述べるポイントも考慮したうえで、最適な会社を選ぶようにしましょう。

事務局代行サービス会社を選ぶポイント1:代行範囲の広さ

事務局業務には、事前準備・本番当日・事後対応と、それぞれの段階でさまざまな業務内容があります。代行会社のサービス範囲は、当日の立ち合いのみ対応可能、事務局の立ち上げサポートから対応可能、切り出しでの一部業務のみ対応可能といったように、会社ごとに異なります。そのため、自社の事務局において、どの業務やどこまでの範囲を代行してもらいたいのか整理しておく必要があります。その上で、代行してもらいたい業務や、代行してもらいたい範囲に対応している会社を選定することになります。

事務局代行サービス会社を選ぶポイント2:代行実績の多さ

事務局運営には、多くの関係者がおり、外部からの参加者がいることも多いため、イレギュラーが多く発生します。イレギュラーが発生した際に、ミスやトラブルを起こさないためにも、現場慣れをしている代行実績が多い会社を選びましょう。また、事務局の中にも多くの種類があるため、自社で行う事務局の代行実績が多い会社を選ぶことも重要です。キャンペーン事務局の実績しかない代行会社に、防災訓練事務局の代行を依頼しても、高い効果や成果を得ることは難しいでしょう。

事務局代行サービス会社を選ぶポイント3:セキュリティ対策の充実度

事務局業務では、参加者や会員の個人情報など、機密情報を扱う機会が数多くあります。そのため、代行会社のセキュリティ対策を事前に確認しておくことが欠かせません。情報漏洩を防止するためにどうような対策を行っているのか、機密情報にアクセスする端末やネットワークの管理はどのように行っているのか、必ず事前に確認しておきましょう。プライバシーマークを取得しているかどうかも判断基準の一つとして、確認事項に入れておくと良いでしょう。

まとめ

事務局代行サービスとは、会社内での研修や防災訓練といった社内プロジェクトの準備・当日運営などの事務局業務を代行してくれるサービスです。事務局は、当日の運営だけでなく、事前事後の対応も含めて、業務内容が多岐にわたるため、社内プロジェクトには事務局の役割が欠かせません。社内プロジェクトを成功させるためにも、積極的に事務局代行サービスを活用しましょう。

事務局代行サービスは会社によって、対応可能な業務内容やサポート体制がさまざまです。そのため、事務局代行サービスを活用する際は、自社に合ったサポートをしてくれるかどうかをしっかりと確認してから依頼しましょう。

ゼロインは、多くの事務局運営のサポート経験があるだけでなく、創業以来25年以上をかけてさまざまな企業で培った、豊富な事務・総務業務のサポート経験があります。柔軟な業務対応範囲とホスピタリティの高さ、委託範囲を明確化するための業務整理や、業務設計力が強みです。事務局業務に関するお困りごとがあれば、まずはご相談ください。

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