千代田工販株式会社様の本社事務所移転をお手伝いしました。
「従業員ファースト」というオフィスコンセプトの策定から関わらせていただき、SDGsを意識したオフィスデザイン、施工、プロジェクトマネジメントまでワンストップでサポートしました。
さらに実際に従業員の方々の働きやすさをイメージして、入室管理・複合機セキュリティ強化、会議室予約システム導入、ネットワーク見直しなど、今回の移転を機に運用面の見直しを同時に実現しました。
お客様情報
目的
課題
打ち手
効果
今回のご移転のきっかけは入居しているビルの取り壊しの決定。前回のご移転から既に10年以上経過しており、オフィスレイアウトやデザインだけでなく、生活運用面についてもワーカーの働きやすさを第一に考え、新しいことにチャレンジしたプロジェクトでした。
プロジェクト立ち上げ当初、まず実施させて頂いたのがトップインタビューと従業員の皆様に対するオフィス満足度調査です。企業のトップが従業員・オフィスに求めていることや今後企業として目指すものは何かをインタビュー形式でお聞きしました。また従業員の皆様には今のオフィスをどう思っているのかアンケートを通して率直にお聞きしました。
次に、他社様のオフィス見学会も実施。総務ご担当者様がご移転当時、どんな想いでどんなことに尽力されたのか、工夫した点、苦労した点など貴重なお話をお伺いしました。
それらの結果をもとにプロジェクトメンバーで話し合って決めたコンセプトが“従業員ファースト”です。
では“従業員ファースト”をどうやってオフィスに落とし込んでいくか。レイアウトでは、これまでの固定概念を捨ててひな壇の窓側配置を廃止し、柱が無い空間を活かして向こう側まで見渡せるオープンなレイアウトを採用しました。またオフィス内の会議室やオープンスペースには明るいカラーやグリーンを多用し、モチベーションがあがるデザインをさせて頂きました。
一方、企業の顔となる来客エリアはトップインタビューをもとにSDGsを意識した「環境に優しい」が感じられるアースカラーを中心にデザインしています。
本プロジェクトでは設計・施工・PMだけでなく、生活運用面での新しいチャレンジについてもお手伝いさせて頂きました。入室管理や複合機のセキュリティ強化、会議室予約システムの導入、ネットワーク関係の見直し、書類削減の検討、様々なスタイルのオープンミーティング設置、給茶機選定、個人ごみ箱の廃止などなど。残念ながら今回実現できないものもありましたが、たくさんの改革を一緒に検討できたことは非常に勉強になりました。
引越しまであと3ヶ月を切り、いよいよ着工!という頃です。テレビや新聞では連日新型コロナウイルスのニュースが報道されるようになり、各工事を施工する会社からは「状況によっては工事に影響するかもしれない」との連絡が入りました。これは前代未聞!無事に移転ができるのだろうか、プロジェクトメンバー全員に不安がよぎりました。
政府からの時差出勤やテレワーク推進要請もありましたので、まずは週一回の定例会議をweb会議に切り替えました。はじめのうちは操作にも不慣れで、やりづらさを感じることもありましたが、社内向けの引っ越し説明会をメールでのご案内のみとし、顔を合わせての工事定例は最低限に調整、現場では三密回避を徹底したりするなど、私たちにとっても毎日が新しいチャレンジの連続でした。
結果、緊急事態宣言発令下でも工事はスケジュールどおりに進み、無事にご移転を完了することができました。ご移転後、従業員の皆様からは「明るくなった」「オープンスペースを活用している」など大変ご好評を頂いており、うれしい限りです。まだ打ち上げは「おあずけ」、早く感染状況が落ち着くのを願っています!
オフィス移転・移転総務行のプロであるゼロインは、提携先仲介会社からのオフィス物件情報取得や内見同行、オフィスの広さや活用方法を具体的に検討するためのテストフィット図面の作成など、物件選定サポートを無料で行っています。